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EL900とステージアのアンサンブルの音響

HSシリーズの後継機種として発表されたELシリーズの中でも上位クラスになるel900ですが、現在のステージアシリーズの一世代前の機種になります。
この機種は、AWM音源の他、VA音源が追加されました。
音はEL90などと比較してかなり良くなっています。
また、ビブラートなどの表現も鍵盤できるFSV鍵盤の特徴の1つであるホリゾンタルタッチが使用できます。

ステージアが販売されてからは、エレクトーン中古市場では旧機種ELシリーズの値段が下がっていますが、個人的には非常に音も良く鍵盤タッチも気にいっている機種です。

型番の後ろにmという文字が付いたEL900mは、ベース鍵盤にアフタータッチが付いた改良版になります。
足で体重を乗せたり、強く蹴ったりする事でより細かい表現ができるようになりました。

さて、前置きが長くなりましたが現在の主流になりつつあるステージアとアンサンブルする場合に注意する点があります。
それは、スピーカーの出力の違いです。
パネルのマスター・ボリュームをEL900と同じで、例えば3時の位置に合わせて演奏するとステージアのほうは小さく聴こえます。
新しく発売された新機種のほうがアンプの出力が小さくなったのです。
当然、2台以上のアンサンブルでは音量の差による出力バランスの注意が必要になってきますね?

そして、それ以外にも、大きな会場で必要になる音響機器へのラインアウトでも調整に細心の注意が必要になりました。
フォーン端子からライン出力される電流が大きくなったのです。
おそらくノイズを軽減するために必要な措置だったのでしょう。
そのため、ミキサーの入力側でGAINといってレベルの調整が必要になります。
そのあと、ミキサーのフェーダー(ボリューム)でバランスを見ます。

私は、初めてステージアとEL900mの2台を使った演奏会で音響を担当した時、音が割れて原因が分からず苦労したのを覚えています。
ヤマハのスタッフの方も、調整が上手くできていなかった事もありました。

という事で、
STAGEAでアンサブルする場合は、旧機種との出力を注意したほうが良いとういうお話でした。。。
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