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下取り価格の仕組み

エレクトーンの中古を下取りして貰う時は、通常は購入したYAMAHAの直営店や代理店、特約店に依頼します。
下取りですから新機種を購入する条件で、少し高く買い取ってもらえます。

この下取り価格は、新機種が発売されてから、すぐなら高いのですが、一定の期間単位で徐々に下がってきます。販売店ごとの価格レートが一定期間毎に見直されていくので事前に何度も通って売りたい時期を自分で見計らうとよいでしょう。

少し前ですが、製造物責任(PL)法が施行されてからは、ヤマハ代理店等では、PL法適用外の中古エレクトーンは下取りして貰えなくなりました。

ただ、ヤフーオークションなどでの個人での取引や、法人でも安全点検済みの売買は可能なようです。代理店では、現行機種のELS-01スタンダードモデル、ELS-01Cカスタムモデルの販売に力を入れているため、
下取り価格は無しで逆にリサイクル処理料を請求されてしまいます。
私のEL50もダメでした。リサイクル料と運送代を支払って引き取って貰わなければなりません。

エレクトーンは中古になって時が経つと、使用されている電子部品である、コンデンサーや抵抗、トランジスタが経年劣化し音質などに大きな影響を与えます。

通常、故障などの場合は基盤ごと交換してしまいます。電子楽器の運命は劣化すると交換する部品がだんだん無くなって半永久に修理して使うのは困難です。
できるかもしれませんが、お金がかかりますね。

ピアノなどは、湿度管理をしっかりして、鍵盤やピアノ線を交換するなど大切に使用すれば100年以上、あるいはそれ以上使い続ける事が可能ですし、電子部品のようにメーカーが製造をやめて入手できなくなるパーツは特にありません。

ピアノと違ってエレクトーンが中古になって年数が経つと下取り価格がどんどん下がる大きな要因です。また、メーカーは新機種を売るという会社の目標があるので、ビンテージものなどを除くと安くなる運命なのです。

常に市場価格をヤフオクなどでリサーチして売りのタイミングを見計らうようにしたいですね。ゴミでお金払って捨てるより、安くても誰かに落札されて余生を送れるなら愛着のあるエレクトーンも幸せですよね。
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